羽草はねぐさ 巫羊ふようの〔宿神やどりがみ(やどりがみ〕である破壊の女神ルシュミールは計り知れない力を持っている

だが巫羊ふようはその力のすべてを使いこなせていない

そのうえ破壊の女神ルシュミールの力は危険すぎると〔女神機関〕は判断していた

だから巫羊ふようには実戦任務は見送られていた

しかし巫羊ふようは〔女神機関〕のコンピューターに入ってくる魔物による事件の情報を密かに調べて調べたその事件のデータを消去し〔女神機関〕の目を盗んで魔物達を退治していた

秘密の実戦を開始したのは姉と慕う聖鹿が魔物に敗北し魔物にひどい事をされたと聞いてからだった

聖鹿は何事もなかったようにふるまって任務についているが巫羊ふようは内心どんなひどい目にあったのかと思うと魔物達が許せなくなったのだ

(姉様を傷つけたやつらなんかやっつけてやる!)

巫羊ふようは敵討ちのつもりで魔物退治を繰り返していた

そして・・・・・・・・・・・・・







巫羊ふようは初めての遠出の事件に興奮していた

今までは〔女神機関〕の近隣で雑魚の下級魔物を倒すにとどまっていたからだ

だが今回はかなり離れた場所で起こっている事件である

しかも今度の魔物は上級魔物らしいのだ

だから巫羊ふようは〔女神機関〕に秘密の魔物退治がばれるのを承知で遠出してきたのだった

「上級魔物を倒せば姉様もみんなもきっとあたしが一人前って認めてくれる・・・・!」

巫羊ふようは魔物に占拠されたという山奥の廃校にやってきていた

「こ・・怖くないんだから・・・・」

自分の力は強い

巫羊ふようは自分にそう言い聞かせて荒れ果てた校舎に入っていった・・・・・・・・・








魔物は雑魚ばかりだった

巫羊ふようの念動力で簡単に蹴散らせる魔物ばかりだったのだ

「上級魔物なんていないじゃない!」

巫羊ふようは八つ当たりのように独り言を言った

「あとは体育館だけかな・・・・」

巫羊ふようは苛立ちながら調べていない体育館へ向かった

体育館も校舎と同じく荒れ果てているようだった

巫羊ふようは用心しつつ体育館に入った

体育館には日の光がまったく入っていなかった

巫羊ふようは急に不安になった

校舎のほうはまだ明るかったのだが体育館の中はは完全に闇に包まれていたからだった

「こ・・怖くない・・・・」

巫羊ふようは呪文のように言って手持ちの装備のライトをつけた

体育館の中は嫌な臭いでいっぱいだった

巫羊ふようは確実に魔物がいると感じた

ライトの光が不意に消えた

「ええっ!?どうして消えるの!?」

巫羊ふようは慌ててライトのスイッチを確かめた

〔女神機関〕の装備品で簡単に電池が切れるはずがない

「魔物・・が近くにいるせい・・・・?」

巫羊ふようは胸をドキドキさせながら周囲を見回した

光が急に消えてしまったため余計に真っ暗に感じていた

巫羊ふようは入ってきた入り口の光が見えないことに気づいた

「え・・・・なんで・・ど・・どうして・・・・・・」

巫羊ふようは身の危険を感じ始めた

だがすべては遅かった

巫羊ふようはどこからかかぼそい声が聞こえてくるのに気づいた

「だ・・誰・・?誰かいるの・・・・?」

巫羊ふようはその声が人間の女性の声のように思えたのでそう言った

そして巫羊ふようは声がしたほうへと歩き出した

声はいくつも聞こえた

巫羊ふようはその女性の声の感じが今まで聞いたことのない感じのように思えた

苦しんでいるような悶えているような声に思えた

そのとき突然体育館全体がおぼろな光に満ちた

「あっ!?」

巫羊ふようは明るくなって見えた光景に絶句した

体育館は魔物の触手で満たされていたのだ

体育館を照らしているのは蛍のように光っている魔物の触手の表皮だったのだ

そして体育館のステージには肉の柱にしか見えない物がそびえ立っていた

おそらく魔物の本体に違いなかった

その魔物の本体のまわりで何人もの若い女性が全裸で魔物の触手に捕らわれている

声の主たちはこの女性たちであった

みんな魔物の触手に犯されてあられもない声を発していた

「な・・あ・・・・」

巫羊ふようは性に関する知識はもうある程度持っている

だが巫羊ふようには想像を絶した光景だった

(姉様もこんなことされたんだ・・・・!)

巫羊ふようは目の前の被害者達に聖鹿を重ねて激怒した

「許さないっ!」

巫羊ふようは念動力のエネルギーを全て魔物の本体にぶつけた

しかし・・・・・

巫羊ふようが発生させた念動力エネルギーは魔物の本体に届かず宙であっけなくはじかれた

「そんな・・!?えいっ!えええいっっ!」

巫羊ふようは何度も念動力をぶつける

だが結果は同じだった

念動力エネルギーは見えない壁に阻まれて魔物をかすることもできなかった

数分持たずに巫羊ふようの体力のほうが限界になってしまった

「あ・・まさか・・まさか・・この魔物・・・・!?」

巫羊ふようは自分の力がまったく通用しない敵の正体にようやく気づいた

目の前の魔物は上級魔物とは比べ物にならない強さを持つ魔物・・・・邪神級魔物なのだと

しかしもう遅かった

巫羊ふようは最強最悪の邪神級魔物の体内にいるようなものなのだ

「ひ・・・・っ」

巫羊ふようは魔物の触手群に取り囲まれていた

「あ・・あ・・・あ・・・・」

巫羊ふようは失禁して床にへたりこんでしまった

そんな巫羊ふように触手群が一斉に襲いかかった

「い・・いやーーーーーーーーっ!」

巫羊ふようは泣き叫んだ

魔物の触手は巫羊ふようの両手両足をからめとり宙に引き上げた

「や・・やめ・・や・・やあ・・・・・・・・」

もはや巫羊ふようは恐怖に声を出すこともままならなかった

触手が巫羊ふようのスカートの中に潜りこんだ

「いや・・いや・・やっ・・・・やぁっ・・・・!」

触手は巫羊ふようの汚れた下着を引きちぎると乱暴に巫羊ふようの花弁をまさぐった

「ひゃう!?あっ!いやぁ!やめて・・!あ!いっ!?あああーーーーーーーーーーーっ!」

なんの受け入れ準備もなしに巫羊ふようは触手に貫かれた

「いいいいいいいいいいっ!痛ぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーい!いっ!いっ!痛いぃっ!いあっ!いた・・!痛い!いた・・いぐぅっ!?」

魔物の触手は続けざまに巫羊ふようの後の穴をえぐってきた

「いいぎっ・・!あっ・・!いっあっ・・!ひっ!いっ!いたっ・・!あ・・っ!痛いぃ・・!痛いぃっ・・!やめてぇ・・!痛い・・!痛いの!あぁっ・・!いっ・・!いぃぃぃぃぃぃぃぃっ・・・・!」

巫羊ふようはあまりの苦痛に泣きわめいた

下半身を暴力的襲っている異物感と激痛は巫羊ふようには耐えがたいものであった

「あっ・・!うっ・・!やだぁっ・・姉様・・・・!助けてぇ・・!姉さ・・ね・・さ・・・・いっ・・!ひゃひっ!ひっ・・!あ!いぁっ!あっ!あぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーー!」

魔物の触手は巫羊ふようの中に深くえぐりこみのたうちまわっていた

「お・・な・・か・・!やめてぇ・・・!割れちゃうぅ・・・!破裂しちゃう・・・・!いっ・・!ひぎぃ・・・・・っ!」

巫羊ふようは凄まじい痛みに下半身から下腹部が引き裂かれてしまうのではないかと錯覚してしまっていた

「いやぁ・・!やだぁ・・・っ!もうやめ・・やめて・・!痛いのやめてぇ・・・・お願いぃっ!おね・・んぶぅ!?」

魔物の触手は哀願の声を出す巫羊ふようの口に強引に入りこんできた

「んむっ!んぐんんんんっ!んむぅっ!んんんん!」

巫羊ふようは口腔を満たす触手の感触に今まで感じたことのない強い生理的嫌悪感を覚えた

だがそんなものはまだ序の口でしかないということを文字通りその身で巫羊ふようは味わうことになる

巫羊ふようの前を犯している魔物の触手が精液を放った

「んんっ!?」

次に後の穴を犯している触手が精液を放った

「んーーーーっ!?」

そして巫羊ふようの口を塞いでいる触手が巫羊ふようの口腔に精液を放った

「んんむぅぅっぅぅぅっぅぅぅぅぅぅぅぅっぅうぅぅぅぅ!?」



(熱いぃっ・・・・!気持ち悪い・・・・!いやぁっ!やぁっ!いやぁ!)

巫羊ふようは心で三カ所を満たしてくる魔物の精液に拒絶した

だが現実には魔物の精液が否応なしに巫羊ふようの体内に充満していった

特に口腔を満たしてくる精液は息が詰まってしまいそうになるので巫羊ふようは自分の意志で精液を飲み干さなくてはならなかった

それが巫羊ふようの嫌悪感と恥辱感をさらに増大させる

(やだぁ・・・・こんなの・・・や・・だ・・姉様・・・・うぅっ・・うぇ・・・・っ)

巫羊ふようはもはやなにも考えることができなくなった・・・・・・・・・・・・・・・・









巫羊ふようは様々な体勢で犯された

巫羊ふようは犯されるうちに服はすべて剥ぎ取られた

全裸にされ床に四つん這いにされ逆さ吊りにされ仰向けに寝かされ・・・・・・・・・・・・・

巫羊ふようはありとあらゆる体勢で魔物の責めを受け続けた

常人だったらすでに精神も肉体も異常をきたしているところであった

だが〔女神〕とはいえ巫羊ふようの幼い精神にはこの経験はあまりにも過酷すぎた

(うぁ・・・・ふぁあああ・・・・うぇ・・・っ・・うっ・・・うぇぇぇ・・・・・・)

巫羊ふようは泣き続けながら自分を襲う責めを受けるしかなかった

邪神級魔物は巫羊ふように休む暇を与えず巫羊ふようを犯し続けた

よほど巫羊ふようの〔女神〕としてのエネルギーが良いのかそれまで犯していた常人の女性を放って巫羊ふようを嬲り続けていた

巫羊ふようの体で魔物の触れていないところはもはや一カ所としてなかった

巫羊ふようは体中魔物の精液にまみれていた

そしてまたどれくらい巫羊ふようが犯され続けたころか

魔物の触手が大量に巫羊ふようの体内に精液を送り込んだあと触手群が巫羊ふようの体から離れていった

「ん・・・・あ・・はぁ・・・・・・・」

巫羊ふようは床に転がされようやく口が自由になった

その口から魔物の精液がドロリとこぼれた

口からだけではなく股間と尻の穴からもあふれ出た

巫羊ふようは指の先ひとつ動かせないほどまったく体力は残っていなかった

魔物から逃げ出すことなどできるはずもなかった

もっとも巫羊ふようは途方もない脱力感を感じて何も考えることができなかった

(お・・終わった・・・・の?・・・・・・・・・)

ぼうっとした頭で巫羊ふようはそう考えた

その巫羊ふようの考えを嘲笑うかのように触手がまた巫羊ふようの両手両足に巻きついてきた

「あぁ・・いやぁ・・・・」

巫羊ふようはかぼそく声をあげることしかできなかった

触手は巫羊ふようの体を宙に引き上げると魔物の本体へと巫羊ふようの体を近づけていった

巫羊ふようは抵抗する動きもできずまた始まるであろう触手の責めに身を震わせた

だが触手は巫羊ふようの両手両足に巻きついている物以外巫羊ふように近づいてこなかった

巫羊ふようがそのことに疑問に思っているうちに巫羊ふようの体は魔物本体に背中から密着させられた

「な・・・に・・・・?なん・・な・・・・の・・・・・・?」

巫羊ふようは嫌な予感を感じて周囲の様子をうかがった

魔物の本体の表面からボコリと数本の触手が盛り上がった

「あひっ・・!?」

盛り上がった触手群は巫羊ふようの四肢を魔物本体の肉の柱に沿うように拘束した

そして今まで巫羊ふようを引き上げていた触手が離れる

巫羊ふようの四肢を拘束する触手の先端はまた魔物の体に溶けこみ巫羊ふようの手足を拘束するというよりは固定する形になった

巫羊ふようは頭から股間部までのみを前面にさらけだすような格好で魔物の本体にはりつけになった

「あぁ・・やだぁ・・見ないで・・・・見ないでぇ・・・・っ!」

巫羊ふようは眼下に群がる触手群が自分の恥ずかしい姿を凝視している気がして思わずそう言ってしまった

次に巫羊ふようの股間部下の魔物の表面が盛り上がった

手足を固定しているものとは違い大きく盛り上がっていた

巫羊ふようは直感して唯一自由な頭を小さく横に振った

「い・・・・いや・・やめて・・・・いや・・・・!」

大きく盛り上がった肉の塊は巫羊ふようの股間部と下腹部に素早く覆い被さった

そして巫羊ふようの腰の部分を固定する形で本体に溶けこむ

「や・・・っ・・・いや・・いや・・・・いや・・・・」

巫羊ふようは自分の股間部にはりついてきた肉の塊を見てそう言い続けた

だが巫羊ふようはその肉の塊の下で何かが動く振動と感触を感じた

動きは二つあった

大きそうだった

巫羊ふようはなにが動いているのか考えるまでもなくわかった

次の瞬間巫羊ふようは前後の穴から凄い勢いで侵入されていた

「いっ・・!いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっっっっっっっっっっっっっ!」

今まで巫羊ふようを犯していた触手とは違い巫羊ふようの体内で膨張と収縮を小刻みに行ってさらに触手自体が回転していた

「ひゃ!?ひゃぁあああああああああああああああああああああああんんんんんんんんん!」

巫羊ふようは今まで以上のその感覚に瞬間的に達せられてしまった

そしてさらに達した状態が続き巫羊ふようは身悶えしたくてもできないので頭を激しく前後左右に振るしかなかった

「だっ!だめぇっ!お!おかしくなちゃうぅぅぅぅ!やめてぇっ!止めてぇっ!とめてよぉぅっ!ひっ!ひああああああああっ!ふああああああああああああああああああーーーーーーーーーー!むがっ!?」

今度は肉の塊が巫羊ふようの顔の下半分に覆い被さってきた

そして口腔に触手が侵入してくる

頭まで固定される形になり巫羊ふようは完全に身動きがとれない状態になった

その状態で常人ならとっくに精神崩壊を起こしている暴力的快楽が巫羊ふようを襲い続けていた

「んぐぅううううううううううううううううううう!むっむうううううんんんんんんんんんんーーーーーーーーーーー!」

身悶えすらできない巫羊ふようの体内に再び魔物の精液による洗礼が開始された・・・・・・・・・・・・・・・




(あ・・あたし・・・・このまま・・・・・・魔物に・・・・・・つながったまま・・・・・・死んじゃ・・・・・ん・・・・・・・だ・・・・・・・・)

巫羊ふようは絶望的快楽の中でうっすらとそう考えた

この事件のデータは巫羊ふようが消去してしまったため〔女神機関〕の人間は邪神級魔物が引き起こした事件の存在すら知らないのだ

誰も助けには来ない・・・・・・・・・・・・・・・・・・

助けが来る頃には自分は死んでいるだろう・・・・・・・・・・・・・・・・・

〔女神〕の不死性を実感していない巫羊ふようはそう思っていた

だが巫羊ふようが犯され続けることで解放された女性被害者の一人が這いずりながら体育館から脱出して〔女神機関〕に通報してくれたためこののち〔女神〕らが駆けつけ巫羊ふようは助け出される

しかし巫羊ふようはわかっていなかった

〔女神〕の不死性ゆえに死ぬことはないが死ぬよりも耐えがたい地獄の責めに耐え続けなくてはならないということを・・・・・・・・・・・・・・・・・






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